名作200余点でたどる
「工芸の世紀」
明治の置物から現代のアートまで |
会期: |
2003年10月7日(火)−11月30日(日)
10:00-17:00 (入場は16:30まで)
月曜休館(但し10月13日・11月3日・11月24日は開館、翌10月14日・11月4日・11月25日は休館) |
会場: |
東京藝術大学大学美術館 |
観覧料: |
一般1100円(900円)、大学生・高校生700円(600円)
*()内は前売り、および20名以上の団体料金
*中学生以下は無料、障害のある方は無料(証明できるものをお持ちください) |
200年にわたる鎖国の夢からさめた日本が、
国際社会に誇ることができたのは、古代から続く伝統芸術の水準の高さでした。
中でも、コンパクトに海外に持ち出せる工芸品は、
日本文化を海外にアピールする役割をみごとに果たしました。
明治政府は、万国博覧会という世界ショーに、日本の工芸品を大量に出品し、
諸外国から高い評価を得たのを契機に、輸出による外貨獲得政策へと踏み切りました。
同時に、国内では、新たな人材育成のため、各地に工芸学校が設立され、技術教育が展開されました。
とりわけ、より美的な価値の高い近代工芸品を求めて、東京美術学校には開校当初から、
金工、および、漆工の講座が設けられ、
内外の博覧会で活躍していた工芸家がその指導にあたりました。
美術学校は、以来、高度な技術を身に付けた人材を社会に輩出し続け、
大衆消耗品から国宝級の文化財にいたるまで、
幅広く日本の工芸文化を支えてきたといっても過言ではありません。
本展覧会は、こうした背景を踏まえて、
東京美術学校・東京芸術大学に保管されてきた名品の数々を初めて一堂に展覧するとともに、
国内外の博物館等が保管する一級品を加えて、
江戸末期から昭和まで約一世紀間にわたる日本の工芸の歩みを通覧するたいへん珍しい企画展です。
制作の現場である大学の持ち味を生かして、工房や工芸技術の紹介、ワークショップなども、あわせて開催します。
期間中の展示替え:一部の作品は、下記の開催期間のみ展示されています。
<10月7日(火)‐11月3日(月・祝)>
狩野芳崖 「悲母観音(重要文化財)」芸大美術館蔵
松田権六 「鷺蒔絵棚 広島県立美術館蔵
<10月17日(金)‐11月30日(日)>
涛川惣助 「七宝嵌屏風」 東京国立博物館蔵
<11月5日(水)‐11月30日(日)>
狩野芳崖 「悲母観音/下図(重要文化財)」 芸大美術館蔵
松田権六 「蓬莱之棚 」 石川県立美術館蔵 |
主催: |
東京藝術大学、朝日新聞社 |
<問い合わせ>
ハローダイヤル:03-5777-8600
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-> 朝日新聞社広報ページ |