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マテリアライジング展
マテリアライジング展
− 情報と物質とそのあいだ/23名の建築家・アーティストによる思索 −

会期: 2013年6月8日(土)- 6月23日(日)
午前10時 - 午後5時 (入館は午後5時まで)
休館日: 毎週月曜日
会場: 東京藝術大学大学美術館陳列館
観覧料: 無料
主催: マテリアライジング展企画室
企画: 砂山太一、大野友資
後援: 金田充弘、豊田啓介、松井茂、城一裕、高尾俊介
会場構成監修: 西澤徹夫
スタッフ: 御幸朋寿、古澤龍、永田康祐、馬場雅博、シタムマラッドワンナボン、福山格、松浦廣樹
企画協力: 舘 知宏、木内俊克
協賛: 株式会社総合資格、株式会社AppliCraft
3Dプリント
造形協力:
丸紅情報システムズ株式会社
レーザー加工機協力: 株式会社ヨコハマシステムズ、トロテック・レーザー・ジャパン株式会社
特別協賛: 東京藝術大学大学院金田研究室、宮城大学、東京藝術大学芸術情報センター、 ノイズアーキテクツ

現在、建築・デザイン・美術の領域において、アルゴリズミック、ジェネラティブという言葉に代表されるようなシステムをベースとした表現の在り方が注目を集めています。 構造や流体をはじめとする力学系や幾何学、印象、記憶といった不過視的なシステムを理知的に形象するこれらの手法は今日におけるデザインのプロセス、ひいてはその対象さえも変えつつあります。

この背景には、コンピュータが広く普及したことに加え、レーザーカッターや3Dプリンタというようなデジタルファブリケーション技術の発展が大きく関与していることが挙げられるでしょう。

このような技術的躍進によってもたらされた変化は、作品について[考えること]から[制作すること]までをプロセスとして同じ平面上に融合し、 シームレスに連動させることを可能にしました。この制作(同時に思考)プロセスは合理性・効率性の探求のみならず、 今までは情報として扱われていたものが素材化(プロセスそのもの自体の素材化含め)されることによって”物質としての価値を体現し”、新しい「モノ(表現)」の質感を表出させています。昨今のこうした潮流は、建築/デザイン/美術の領域を超えて、作品が作品として提示される以上の意味を示唆することとなりました。それは「モノを考えること」から「モノを作ること」への一連のプロセスに対する美意識、さらにはこのような表現メディアの質感が生んだ「身体性」「日常性」の芽生えといえるでしょう。

本展は、このような背景によってもたらされた文化的一潮流を、この潮流にまつわる現代の研究および作品を一様に集め、そこにみられるプロセス・質感にフォーカスして展示することで、その多様性の再確認と新しい価値の発見の場を生み出すことを目的としています。

出品作家: AnS Studio、谷口暁彦、後藤一真+天野裕(ARUP)
doubleNegativesArchitecture、[gh/e]、
Michael Hansmeyer + Benjamin Dillenburger、
N&R Foldings + Heavy Back Pack、今井紫緒、岩岡孝太郎、
kwwek // 木内俊克 + 砂山太一、増渕基、
慶応義塾大学SFC松川昌平研究室、美濃部幸郎、
藤木淳、中村竜治、noiz architects、三木優彰、舘知宏、
Proxy Design Studio、 studio_01+yakul、
Source Organization Network、土岐謙次、吉田博則
問い合わせ: ハローダイヤル 03-5777-8600
公式サイト: http://materializing.org
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