プロローグ:ヨーロッパにおける素描コレクション
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素描は多くの場合、芸術家の制作過程で構図やモティーフ習作、あるいは下図として利用されるものであった。このような素描の収集の原点は、中世後期にさかのぼる。当時の芸術家工房では「モデルブック」が作られ、図柄のパターン集として利用されていた。 |
(1). アブラハム・ブルーマールト 《素描入門》 1740年版 Bloemaert, Abraham(c.1564-1651), Eerste beginselen der Teken-Kunst.., Amsterdam, R. & J. Ottens, (c.1700), edition of 1740 |
(2). ウィレム・フーレー 《デッサン芸術論》 1697年版 Goeree, Willem(1635-1711), Inleydinge tot de Al-ghemeene Teyken-konst, Middelburg, (1668), edition of 1697 |
(3). ヤン・ファン・ホイエン 《スケッチブック(複製)》 Goyen, Jan J. van(1596-1656), The Sketchbook (facsimile edition) |